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LGBTQ+(えるじーびーてぃーきゅーぷらす)

最終更新:2026/4/11

レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、クィアやクエスチョニングなどを包括する、性的指向および性自認の多様性を指す総称。

別名・同義語 性的マイノリティセクシュアル・マイノリティ

ポイント

性的マイノリティの権利擁護と尊厳を示す概念であり、個人の多様なあり方を尊重するインクルーシブな社会構築の象徴である。

概要

LGBTQ+は、性的指向(好きになる性)や性自認(自身の性をどう認識するか)におけるマイノリティの人々を指す包括的な総称である。従来のLGBTという枠組みに、自身の性が定まらない、あるいは定めたくない「クエスチョニング」や、既存の性カテゴリーに当てはまらない「クィア」、その他の多様なアイデンティティを「+」として含んでいる。

この用語の普及は、特定の枠組みに収まりきらない性的多様性を可視化し、法整備や社会的受容を促進する役割を果たしてきた。単なる属性のラベル付けではなく、人権の尊重と差別の撤廃を求める社会運動の文脈において、包摂的なアイデンティティを示す標語として機能している。

主な特徴・機能

  • 性的指向と性自認(SOGI)の多様性を肯定し、二元的な性別観に対するオルタナティブを提示する。
  • 多様なアイデンティティを「+」によって包含することで、排除を防ぎ、包括的な対話を促す。
  • 自身のアイデンティティをラベルに縛られず、流動的なものとして捉える視点を提供する。
  • 社会的な偏見や差別に対して、当事者が連帯し権利を主張するための共通言語として機能する。

歴史・背景

1990年代には「LGBT」という略称が一般化し、それ以前の「ゲイ・コミュニティ」といった呼称から、より広範な人々の権利を包含する名称へと発展した。2000年代以降、性的マイノリティの権利運動が世界的に活発化する中で、性自認の多様性やノンバイナリーといった概が広く認識されるようになった。これに伴い、より包括的な「LGBTQ+」という表記が公的機関やメディア、企業活動において標準的に用いられるようになった。

社会的影響・応用事例

  • 企業におけるダイバーシティインクルージョン(D&I)推進の一環として、LGBTQ+当事者が働きやすい職場環境の整備が進んでいる。
  • 多くの自治体で「パートナーシップ宣誓制度」が導入され、法的な家族関係に近い権利保障が議論・実施されている。
  • 学校教育においてSOGIハラスメントの防止策が講じられ、教育現場での理解増進を図る取り組みが強化されている。

関連概念

  • SOGI(ソジ): 性的指向と性自認の略称。LGBTQ+か否かを問わず、すべての人に関わる属性として捉える考え方。
  • ジェンダーアイデンティティ: 自分の性をどう認識しているか。身体的性別と一致しない場合や、どちらでもないと感じる場合を含む。
  • Ally(アライ): LGBTQ+の人々を理解し、支援しようとする人や立場。当事者だけでなく社会全体の意識変革に不可欠な存在。

参考リンク

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