チベット語(ちべっとご)
最終更新:2026/4/12
チベット高原を中心に話される言語。チベット・ビルマ語族に属し、独自の文字を持つ。
ポイント
チベット仏教の経典が多数チベット語で書かれており、宗教的な重要性も高い言語である。方言差が大きい。
概要
チベット語は、主にチベット高原(中国チベット自治区、インド、ネパール、ブータンなど)に居住するチベット人によって話される言語です。チベット・ビルマ語族に属し、その中でも独立した言語グループを形成します。話者数は約600万人と推定されています。
歴史
チベット語の起源は古く、7世紀頃にインドの文豪から伝わったと言われる。当初は口承言語として存在し、7世紀後半にソンツェン・ガンポ王の時代に、インドの文字を基にした独自の文字が作られました。この文字は、現在も使用されているチベット文字です。
文字
チベット文字は、インドのシッダマートゥリカ文字を基にソンツェン・ガンポの宰相トンミ・サンポツェが作成したとされています。子音字と母音字を組み合わせた音節文字であり、文字の形は複雑ですが、発音と文字の関係は比較的規則的です。
方言
チベット語には、地域によって様々な方言が存在します。主な方言としては、ラサ方言(中央チベット語)、アムド方言、カン方言、コラム方言などがあります。これらの方言は、発音、語彙、文法などが異なり、互いに理解しにくい場合もあります。中央チベット語は、チベット文化の中心地であるラサを中心に話される方言であり、標準語として認識されています。
文法
チベット語は、膠着語であり、語尾に接尾辞を付加することで文法的な関係を表します。語順は基本的にSOV(主語-目的語-動詞)です。名詞には格変化があり、格を表す接尾辞が付きます。動詞は時制や相を表す接尾辞を持ちます。
文化
チベット語は、チベット仏教の経典や文献の言語として重要な役割を果たしています。多くの仏教関連の文献がチベット語で書かれており、チベット文化の理解には不可欠な言語です。また、チベットの伝統的な音楽や文学もチベット語で表現されています。