主権(しゅけん)
最終更新:2026/4/18
主権とは、国家が自らの領域内で最高かつ排他的な権力を持つことである。
別名・同義語 権能統治権
ポイント
主権は、国家の独立性を支える根本的な概念であり、国際法上の重要な原則である。
主権の概要
主権は、国家がその領域内において、いかなる外部からの干渉も受けずに、自らの意思に基づいて政治を行うことができる権利を指します。これは、国家の独立性を保障する上で不可欠な要素であり、国際法における基本的な原則の一つです。
主権の歴史的変遷
主権の概念は、中世ヨーロッパの封建制度の崩壊と、それに伴う中央集権的な国家の成立とともに発展しました。もともとは、神から与えられた権力としての「神権」と結びついていましたが、啓蒙思想の普及とともに、国民から委託された権力としての「国民主権」という考え方が台頭しました。現代においては、国民主権が広く受け入れられていますが、国家の安全保障や国際協力の必要性から、主権の行使には一定の制約が加えられることもあります。
主権の種類
主権は、その性質によっていくつかの種類に分類されます。例えば、法的主権は、法を制定し、執行する権力を指し、政治的主権は、国家の政治的な意思決定を行う権力を指します。また、領土主権は、自国の領土を支配する権力を指し、人的主権は、自国民を保護する権力を指します。
主権と国際法
国際法は、国家間の関係を規律する法体系であり、主権平等の原則を基礎としています。主権平等の原則とは、すべての国家は、その規模や国力に関わらず、法的に平等な権利と義務を持つという原則です。しかし、国際法は、国家の主権を絶対的なものとして認めるのではなく、国際社会の平和と安全を維持するために、主権の行使を一定の範囲で制限することもあります。