モンゴル語(もんごるご)
最終更新:2026/4/12
モンゴル民族によって話される言語。主にモンゴル国、内モンゴル自治区などで使用される。
ポイント
モンゴル語は、伝統的なモンゴル文字に加え、キリル文字やラテン文字でも表記される。言語系統としてはモンゴル諸語に属する。
モンゴル語の概要
モンゴル語は、モンゴル民族が話す言語であり、主にモンゴル国、中華人民共和国の内モンゴル自治区、ロシア連邦のブリャート共和国などで使用されています。話者数は約570万人と推定されています。
歴史
モンゴル語の歴史は古く、13世紀にモンゴル帝国が拡大するにつれて、その影響力は広範囲に及びました。当初はモンゴル文字(ウイグル文字を基にしたもの)が用いられていましたが、17世紀以降はチベット仏教の影響を受け、ソヨト文字と呼ばれるキリル文字が広く使われるようになりました。近年では、モンゴル国内でラテン文字による表記も試みられています。
方言
モンゴル語には、いくつかの主要な方言が存在します。主なものとしては、モンゴル国で話されるハルハ語、内モンゴル自治区で話されるブリアート語、オイラト語などがあります。これらの方言は、発音や語彙に違いが見られますが、相互理解は可能です。
文法
モンゴル語は、膠着語であり、語尾に接尾辞を付加することで文法的な関係を表します。語順はSOV(主語-目的語-動詞)が基本です。名詞には格変化があり、所有格や場所格などを表すことができます。動詞は時制や相を表す接尾辞を伴います。
文字
モンゴル語は、伝統的なモンゴル文字、ソヨト文字(キリル文字)、ラテン文字の3種類の文字で表記されます。モンゴル国では、ソヨト文字が公用語として使用されていますが、近年ではラテン文字による表記も推進されています。内モンゴル自治区では、主にモンゴル文字が使用されています。
近隣言語との関係
モンゴル語は、モンゴル諸語に属しており、トルコ語族やツングース諸語との関連性も指摘されています。これらの言語は、地理的に近接しており、歴史的な交流も深いため、語彙や文法に共通点が見られます。