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ベトナム語(べとなむご)

最終更新:2026/4/12

ベトナムで公用語として用いられる言語。オーストロアジア語族に属し、声調を持つ言語である。

別名・同義語 ベトViệt

ポイント

ベトナム語は、歴史的に漢字の影響を受けながら独自の発展を遂げ、現在ではローマ字表記のクォック・グーが主流となっている。

概要

ベトナム語(Tiếng Việt)は、ベトナム社会主義共和国の公用語であり、約9500万人が使用する言語です。オーストロアジア語族に属し、特にその中でもベトナム語派に分類されます。ベトナム語は、声調言語であり、同じ綴りでも声調が異なると意味が変わります。北部、中部、南部でそれぞれ異なる声調体系を持つことが特徴です。

歴史

ベトナム語の歴史は長く、古代にはモン・クメール語族の言語が話されていました。その後、中国の支配下に入ると、漢字が導入され、ベトナム語の語彙文法に大きな影響を与えました。17世紀には、ポルトガル人宣教師によってローマ字が導入され、ベトナム語の表記に新たな道が開かれました。しかし、当初のローマ字表記はポルトガル語の発音に基づいていたため、ベトナム語の発音を正確に反映していませんでした。

17世紀には、アレクサンドル・ド・ロードによって「クォック・グー」と呼ばれるベトナム語独自のローマ字表記法が考案されました。クォック・グーは、ベトナム語の発音をより正確に反映するように改良され、現在ではベトナムで最も広く使用されている表記法となっています。

特徴

ベトナム語の最も特徴的な点は、声調を持つことです。北部方言では6つの声調、中部方言では6つまたは5つ、南部方言では5つの声調が存在します。声調は単語の意味を区別する重要な要素であり、声調を間違えると意味が通じなくなることがあります。

また、ベトナム語は膠着語であり、語形変化が少なく、助詞や接尾辞などを組み合わせて文法的な関係を表します。語順は比較的自由ですが、基本的にはSVO(主語-動詞-目的語)の語順が用いられます。

表記

ベトナム語の表記には、クォック・グーと呼ばれるローマ字表記法が用いられます。クォック・グーは、ベトナム語の発音を正確に反映するように設計されており、母音字に声調記号を付加することで声調を表します。また、二重母音や特殊な子音を表すために、特殊な記号が用いられることもあります。

方言

ベトナム語には、北部方言、中部方言、南部方言の3つの主要な方言が存在します。これらの方言は、声調、語彙、文法などに違いがあります。特に北部方言と南部方言は、互いに理解するのが難しいほど違いが大きい場合があります。

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