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経常収支(けいじょうしゅうし)

最終更新:2026/4/25

経常収支は、一国の財やサービスの輸出入、所得の授受を通じて生じる取引の差額を示す経済指標である。

別名・同義語 国際収支外貨収支

ポイント

経常収支は、貿易収支、所得収支、サービス収支、経常移転収支の合計で算出され、国の国際収支を把握する上で重要な指標となる。

経常収支とは

経常収支は、一国の経済活動における対外的な取引状況を示す指標です。具体的には、財(自動車電子器など)やサービス(観光、金融など)の輸出入、投資から得られる所得(配当、利子など)、贈与や援助などの経常移転収支を含みます。これらの取引によって生じる収入と支出の差額が経常収支となります。

経常収支の構成要素

経常収支は、以下の4つの要素で構成されます。

  • 貿易収支: 財の輸出額から輸入額を差し引いたもの。
  • サービス収支: サービス(観光、運輸保険など)の輸出額から輸入額を差し引いたもの。
  • 所得収支: 海外からの投資による所得(配当、利子など)の収入から、海外への投資による支出を差し引いたもの。
  • 経常移転収支: 贈与、援助、海外からの労働者送金など、財やサービスの交換を伴わない一方的な取引の差額。

経常収支の重要性

経常収支は、一国の経済状況を把握するための重要な指標です。経常収支がプラスであることは、海外から見てその国が競争力があり、輸出が多いことを意味します。一方、経常収支がマイナスであることは、輸入が多く、海外への支払いが多いことを意味します。継続的に経常収支がマイナスである場合、国の対外債務が増加する可能性があります。

経常収支とGDPの関係

経常収支は、国内総生産(GDP)にも影響を与えます。経常収支がプラスである場合、GDPが増加する要因となります。逆に、経常収支がマイナスである場合、GDPを減少させる要因となります。

近年の日本の経常収支

日本は、長らく経常収支がプラスであったものの、近年は貿易収支の悪化などにより、経常収支が縮小傾向にあります。少子高齢化による国内需要の減少や、資源価格の高騰などが要因として挙げられます。

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