事業継続(じぎょうけいぞく)
最終更新:2026/4/25
事業継続とは、自然災害やシステム障害などの緊急事態が発生した場合でも、重要な事業機能を維持または早期復旧させるための活動である。
別名・同義語 BCP事業復旧
ポイント
事業継続は、企業が存続するために不可欠な活動であり、事業継続計画(BCP)を策定し、定期的な訓練を行うことが重要である。近年、サプライチェーン全体での事業継続性の確保が重視されている。
事業継続とは
事業継続(Business Continuity: BC)とは、企業が事業活動を継続するために、緊急事態が発生した場合に備える活動全般を指します。地震、火災、水害などの自然災害はもとより、システム障害、テロ、パンデミックといった様々なリスクが想定されます。これらのリスクによって事業が中断した場合、企業の収益悪化、顧客からの信頼失墜、ブランドイメージの低下など、深刻な影響が生じる可能性があります。
事業継続計画(BCP)
事業継続を実現するためには、事業継続計画(Business Continuity Plan: BCP)の策定が不可欠です。BCPは、緊急事態が発生した場合に、事業を継続または早期復旧するための具体的な手順や体制を定めたものです。BCPの策定には、以下のステップが含まれます。
- リスク分析: どのようなリスクが想定されるかを洗い出す。
- 事業影響分析(BIA): 各事業機能が停止した場合の影響を評価する。
- BCP策定: 事業継続のための具体的な対策を定める。
- 訓練・見直し: 定期的に訓練を実施し、BCPを改善する。
事業継続のポイント
事業継続を成功させるためには、以下のポイントが重要です。
- 経営層のコミットメント: 経営層が事業継続の重要性を認識し、積極的に取り組む姿勢を示すこと。
- 全社的な連携: 関係部署が連携し、BCPを策定・運用すること。
- サプライチェーンの強化: サプライヤーや顧客との連携を強化し、サプライチェーン全体の事業継続性を高めること。
- ITシステムの強化: データのバックアップ、システムの冗長化など、ITシステムの信頼性を高めること。
- 従業員の安全確保: 従業員の安全を最優先に考慮し、避難経路の確保や防災訓練を実施すること。
近年の動向
近年、事業継続の重要性はますます高まっています。特に、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックは、サプライチェーンの脆弱性やリモートワークの必要性など、多くの課題を浮き彫りにしました。これらの課題を踏まえ、企業はBCPの見直しや強化を進めています。