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ユニバーサルベーシックインカム(ゆにばーさるべーしっくいんかむ)

jɯniːbaːsaru beːɕikku iŋkamu

最終更新:2026/4/11

政府が国民全員に対し、資産や就労状況などの条件を問わず、最低限の生活資金を無条件・定期的に支給する社会保障政策。UBIとも呼ばれる。

ポイント

従来の選別的・条件付きの福祉政策とは異なり、無条件で全国民に現金を給付する点が最大の特徴。貧困対策や格差是正、AIによる雇用喪失への備えとして議論されている。

ユニバーサルベーシックインカム(Universal Basic Income: UBI)

ユニバーサルベーシックインカムとは、政府がすべての国民に対して、所得や資産、就労状況などの条件を一切問わず、生存に最低限必要な額を無条件で毎月支給する制度のこと。日本語では「普遍的基礎所得」とも訳される。

主な特徴

  1. 普遍性 (Universal): 所得制限を設けず、全国民が対象となる。
  2. 無条件性 (Unconditional): 就労義務や資産調査などの付帯条件がない。
  3. 個別性 (Individual): 世帯単位ではなく、個人単位で支給される。
  4. 現金給付 (Cash): 現物支給(食料配給など)ではなく、現金で支給される。

議論の背景と目的

  • AI・自動化への対応: AIやロボット技術の発展による雇用減少(技術的失業)に対するセーフティネットとしての期待。
  • 既存の福祉制度の合理化: 複雑で官僚的な従来の生活保護制度や社会保険を一本化し、行政コストを削減する狙い。
  • 貧困と格差の是正: 最低限の生活を保証することで、貧困を根絶し、個人の自律的な生活選択を支援する。

反対意見・課題

  • 財源確保: 莫大な予算が必要となり、増税や既存の社会保障費の削減が避けられないことによる批判。
  • 勤労意欲の低下: 無条件で金銭を受け取ることで、労働供給が減少するリスクの懸
  • インフレの懸念: 市場に通貨が大量供給されることによる物価上昇の可能性。

世界各国で小規模な実証実験が行われているが、国家規模での導入には依然として高いハードルが存在し、経済学・政治学の両面から議論が続いている。

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