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最低賃金(さいていちんぎん)

[saiteːtɕiŋiɴ]

最終更新:2026/4/11

国や地方自治体が法律に基づき、使用者が労働者に支払うべき賃金の最低額を定めた制度、またはその金額のこと。労働者の生活安定や労働条件の改善を目的とする。

ポイント

労働者保護を目的に、国が賃金の最低限度を法的に保証する制度。地域別最低賃金と特定(産業別)最低賃金の二種類が存在する。

最低賃金とは

最低賃金(Minimum Wage)とは、国が賃金の最低額を定め、使用者が労働者に対してその額以上の賃金を支払うことを義務付ける制度です。労働者の生活の安定、労働力の質的向上、および事業の公正な競争の確保を目的としています。

日本の制度概要

日本では「最低賃金法」に基づき、以下の2種類が設定されています。

  1. 地域別最低賃金:産業に関わらず、各都道府県内のすべての労働者および使用者に適用されます。
  2. 特定(産業別)最低賃金:特定の産業について、地域別最低賃金よりも高い水準が必要とされる場合に設定されます。

決定プロセス

厚生労働大臣または都道府県労働局長が、労働者代表・使用者代表・公益代表で構成される「最低賃金審議会」の意見を聴いて決定します。毎年度、経済情勢や賃金実態などを踏まえて見直しが行われます。

対象と適用除外

原則として、パートタイマー、アルバイト、派遣社員を含むすべての労働者に適用されます。ただし、精神または身体の障害により著しく労働能力が低い場合や、試用期間中などで労働能力が低い場合には、都道府県労働局長の許可を得ることで減額の特例が認められることがあります。

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