ADL訓練(えーでぃえるくんれん)
最終更新:2026/4/28
ADL訓練とは、日常生活動作(Activities of Daily Living)を改善・維持するための訓練のこと。
別名・同義語 日常生活動作訓練生活訓練
ポイント
ADL訓練は、身体機能の低下や障害により自立した生活が困難になった患者のリハビリテーションにおいて重要な役割を担う。
ADL訓練とは
ADL訓練は、食事、更衣、排泄、入浴、移動などの日常生活動作を円滑に行うための能力を向上させることを目的とした訓練です。単に動作を補助するだけでなく、患者自身が自立して行えるように、機能回復や代償法を習得させることが重要となります。
ADL訓練の対象者
ADL訓練は、脳卒中、整形外科疾患、神経難病、高齢に伴う身体機能の低下など、様々な原因により日常生活動作に支障をきたしている方を対象とします。特に、リハビリテーション病院や介護施設などで広く実施されています。
ADL訓練の種類
ADL訓練には、以下のような種類があります。
- 食事訓練: 食事の姿勢、食器の持ち方、咀嚼・嚥下機能の改善
- 更衣訓練: 服の着脱、ボタン掛け、ファスナーの操作
- 排泄訓練: トイレへの移動、衣服の着脱、排泄動作
- 入浴訓練: 入浴の準備、浴槽への出入り、体を洗う動作
- 移動訓練: 車椅子操作、歩行訓練、階段昇降
- 家事訓練: 洗濯、掃除、調理などの家事動作
ADL訓練の進め方
ADL訓練は、患者の状態や目標に合わせて、個別プログラムを作成して行われます。理学療法士や作業療法士などの専門家が、患者の身体機能や認知機能、生活環境などを評価し、最適な訓練内容を決定します。訓練の際には、患者の意欲を引き出し、達成感を味わえるように、工夫することが重要です。
ADL訓練の効果
ADL訓練は、患者の身体機能や精神機能の改善、QOL(生活の質)の向上に効果があります。自立した生活を送ることで、社会参加を促進し、生活の満足度を高めることができます。