ケアカンファレンス(けあかんふぁれんす)
最終更新:2026/4/28
ケアカンファレンスは、医療・福祉の現場で、患者や利用者とその家族、関係者が集まり、治療や支援に関する情報を共有し、連携を深めるための会議である。
別名・同義語 多職種連携会議ケースカンファレンス
ポイント
多職種連携を促進し、より包括的なケアプランの作成を目的とする。患者や家族の意向を尊重し、主体的な参加を促すことが重要である。
概要
ケアカンファレンスは、患者や利用者の抱える問題やニーズを共有し、多職種がそれぞれの専門的視点から意見交換を行うことで、より効果的なケアプランを策定することを目的とする。近年、医療・福祉の連携が重要視される中で、その役割はますます高まっている。
歴史
ケアカンファレンスの概念は、1980年代にアメリカで始まったケースカンファレンスが起源とされる。日本においては、1990年代後半から、医療機関や福祉施設を中心に導入され始め、2000年代以降に普及した。当初は、主に精神科医療の分野で実施されていたが、現在は、高齢者医療、リハビリテーション、児童福祉など、幅広い分野で活用されている。
実施体制
ケアカンファレンスは、通常、医師、看護師、ソーシャルワーカー、リハビリテーション専門職、ケアマネージャーなど、多職種の専門家が参加する。患者や利用者、その家族も可能な限り参加し、自身の状況や希望を直接伝える機会が設けられる。会議の進行役は、通常、医師またはソーシャルワーカーが担当する。
実施手順
- 事前準備: 患者や利用者の情報を収集し、参加者に共有する。
- 会議の開催: 患者や利用者の状況、問題点、ニーズ、目標などを共有し、多職種から意見交換を行う。
- ケアプランの作成: 意見交換の結果を踏まえ、具体的なケアプランを作成する。
- フォローアップ: ケアプランの実施状況を定期的に確認し、必要に応じて修正を行う。
課題と展望
ケアカンファレンスの実施にあたっては、参加者の時間調整、情報共有の円滑化、患者や家族の参加促進などが課題となる。今後は、ICT(情報通信技術)を活用したオンラインケアカンファレンスの導入や、患者や家族がより主体的に参加できるような工夫が求められる。