Katz ADL尺度(かつえーでぃーえるすけーる)
最終更新:2026/4/28
Katz ADL尺度は、日常生活動作(ADL)の自立度を評価するための指標であり、入浴、更衣、排泄、食事、移動の5項目から構成される。
別名・同義語 ADL尺度日常生活動作尺度
ポイント
各項目は独立度を4段階で評価し、合計点によって自立度を判定する。主に高齢者の介護ニーズを把握するために用いられる。
Katz ADL尺度とは
Katz ADL尺度は、Sidney Katzらによって1963年に開発された、高齢者の日常生活動作(Activities of Daily Living: ADL)の自立度を評価するための指標です。介護保険制度における要介護認定の判断基準の一つとしても用いられています。
評価項目
- 入浴: 介助の有無
- 更衣: 介助の有無
- 排泄: 介助の有無
- 食事: 介助の有無
- 移動: 介助の有無
評価方法
各項目は、以下の4段階で評価されます。
- I: 介助なし(完全に自立)
- II: 介助が必要だが、一部自力で行える
- III: 介助が必要で、自力で行えない
- IV: 行えない(完全に依存)
各項目の点数を合計し、以下の基準で自立度を判定します。
- 6点: 完全自立
- 4-5点: 介助が必要だが、ほぼ自立
- 3点: 介助が必要
- 2点以下: 要介護
活用場面
Katz ADL尺度は、主に以下の場面で活用されます。
注意点
Katz ADL尺度は、身体的な側面のみを評価する指標であり、認知機能や精神的な側面は評価されません。そのため、総合的な評価を行うためには、他の評価指標と併用することが重要です。