Lawton IADL尺度(ろうとんあいあーでぃーえるすけーる)
最終更新:2026/4/28
Lawton IADL尺度は、日常生活動作(IADL)の自立度を評価するための指標であり、8つの項目を用いて、個人の家庭内での自立能力を測定する。
別名・同義語 IADL尺度日常生活動作自立度評価
ポイント
IADLは、食事、更衣などの基本的日常生活動作(BADL)が保たれている前提で、より複雑な日常生活動作の能力を評価する。高齢者の社会生活能力の評価に用いられる。
Lawton IADL尺度とは
Lawton IADL尺度は、Sidney M. Lawtonらによって開発された、高齢者や障害を持つ個人の日常生活動作(Instrumental Activities of Daily Living: IADL)の自立度を評価するための尺度です。基本的日常生活動作(Basic Activities of Daily Living: BADL)である食事、更衣、排泄などが可能であるという前提で、より複雑な日常生活動作の能力を評価します。
評価項目
Lawton IADL尺度は、以下の8つの項目から構成されます。
- 電話の使用: 電話をかける、受けることができるか
- 買い物: 必要なものを自分で購入できるか
- 調理: 簡単な食事を自分で作ることができるか
- 清掃: 家事(掃除、洗濯など)を自分でできるか
- 洗濯: 洗濯を自分でできるか
- 交通手段: バス、電車などを利用して外出できるか
- 薬の管理: 薬を正しく服用できるか
- 金銭管理: お金の管理ができるか
各項目は、自立している(5点)、一部介助が必要(4点)、介助が必要(3点)、一部介助で可能(2点)、介助しても不可能(1点)の5段階で評価されます。合計点は8点から40点であり、点数が低いほど自立度が低いことを示します。
評価の解釈
- 30点以上: 高い自立度
- 21〜29点: 中程度の自立度
- 16〜20点: 低い自立度
- 15点以下: 極めて低い自立度
活用場面
Lawton IADL尺度は、高齢者の社会生活能力の評価、介護サービスの計画、リハビリテーションの効果測定など、様々な場面で活用されています。また、認知症の早期発見や進行の評価にも用いられることがあります。
注意点
評価は、個人の状況や環境を考慮して行う必要があります。また、文化的な背景や教育レベルによって、評価結果が異なる場合があるため、注意が必要です。