ピアサポートグループ(ぴあさぽーとぐるーぷ)
最終更新:2026/4/28
ピアサポートグループとは、共通の経験や課題を持つ人々が集まり、互いに支え合い、情報交換を行う集団である。
別名・同義語 自助グループ当事者会
ポイント
専門家による指導ではなく、当事者同士の経験に基づいたサポートが特徴である。精神的な健康の維持や問題解決を目的として活動する。
ピアサポートグループとは
ピアサポートグループは、同じような経験を持つ人々が、互いの経験や感情を共有し、支え合うことを目的とした集団です。医療や福祉の専門家による指導や治療とは異なり、当事者同士の経験に基づいたサポートが中心となります。
歴史的背景
ピアサポートの概念は、1950年代にアメリカでアルコール依存症患者の自助グループとして始まったものが起源とされています。その後、精神疾患、慢性疾患、喪失体験など、様々な分野でピアサポートグループが発展しました。日本においては、1990年代以降に精神保健福祉分野を中心に普及し始めました。
ピアサポートグループの種類
ピアサポートグループは、対象とする課題や問題によって様々な種類があります。代表的なものとしては、以下のものが挙げられます。
- 精神疾患のピアサポートグループ: うつ病、双極性障害、統合失調症などの精神疾患を持つ人々が集まり、病気との付き合い方や日常生活の困難について話し合います。
- 依存症のピアサポートグループ: アルコール依存症、薬物依存症、ギャンブル依存症などの依存症を持つ人々が集まり、回復に向けたサポートを行います。
- 慢性疾患のピアサポートグループ: がん、糖尿病、心臓病などの慢性疾患を持つ人々が集まり、病気との向き合い方や治療に関する情報を共有します。
- 喪失体験のピアサポートグループ: 愛する人を亡くした、離婚した、失業したなど、喪失体験をした人々が集まり、悲しみや苦しみを分かち合います。
ピアサポートグループのメリット
ピアサポートグループに参加することで、以下のようなメリットが期待できます。
- 孤立感の解消: 同じような経験を持つ人々と繋がることで、孤立感や孤独感を解消することができます。
- 共感と理解: 自分の気持ちや経験を理解してくれる人がいることで、安心感を得ることができます。
- 情報交換: 病気や問題に関する情報を共有し、解決策を見つけることができます。
- 自己肯定感の向上: 他の人を支えることで、自己肯定感を高めることができます。
注意点
ピアサポートグループは、専門家による治療やカウンセリングの代わりになるものではありません。必要に応じて、医療機関や専門家への相談も検討しましょう。