スリング安全点検(すりんぐあんぜんけんけ)
最終更新:2026/4/28
スリング安全点検とは、ワイヤーロープや繊維ロープ製のスリングに損傷がないか目視や非破壊検査を行い、安全に使用できる状態を確認する作業である。
別名・同義語 スリング点検ワイヤースリング点検
ポイント
スリングの安全点検は、労働災害の防止に不可欠であり、定期的な実施が法律で義務付けられている。点検記録の保管も重要である。
スリング安全点検の目的
スリングは、荷物を吊り上げる際に使用される重要な器具であり、その破損は重大な事故につながる可能性がある。スリング安全点検は、スリングの劣化や損傷を早期に発見し、事故を未然に防ぐことを目的とする。
スリング安全点検の頻度
労働安全衛生規則に基づき、スリングの安全点検は、以下の頻度で実施する必要がある。
- 日常点検: 使用前に、スリングに目立った損傷がないか確認する。
- 定期点検: 1ヶ月に1回以上、スリング全体を詳細に点検する。
- 特別点検: スリングに異常を感じた場合や、過負荷がかかった可能性がある場合など、必要に応じて実施する。
スリング安全点検の項目
スリング安全点検では、以下の項目を重点的に確認する。
- 切断・摩耗: スリングの表面に切断や摩耗がないか。
- 変形: スリングの形状が変形していないか。
- 腐食: スリングに錆や腐食がないか。
- 繊維のほつれ: 繊維ロープ製のスリングの場合、繊維がほつれていないか。
- 付属品の損傷: スリングに接続されているシャックルやフックなどの付属品に損傷がないか。
スリング安全点検の方法
スリング安全点検は、目視による確認が基本となる。しかし、より詳細な検査を行う場合は、非破壊検査などの専門的な技術が必要となる場合がある。点検結果は、記録用紙に記録し、保管する必要がある。
スリングの交換基準
スリングに以下のいずれかの損傷が見られた場合は、直ちに交換する必要がある。
- 切断、摩耗、変形、腐食が著しい場合
- 繊維がほつれている場合
- 付属品に損傷がある場合
- その他、安全に使用できないと判断される場合