経験学習(けいけんがくしゅう)
最終更新:2026/4/25
経験学習とは、直接的な経験を通して知識や技能を獲得する学習方法である。
別名・同義語 体験学習アクティブラーニング
ポイント
経験学習は、座学だけでは得られない実践的な知見や問題解決能力を育むことを目的とする。近年、企業研修や教育現場で注目されている。
経験学習の概要
経験学習は、具体的な経験を通して学習者が知識や技能を習得する学習理論およびその実践方法を指します。従来の座学中心の学習とは異なり、実際に体験することで理解を深め、記憶に定着させやすくする効果が期待されます。
経験学習の歴史
経験学習の概念は、古くはジョン・デューイの「経験主義」に遡ることができます。デューイは、学習を経験の連続的な再構成であると捉え、経験を通して知識が構築されると考えました。その後、カール・ロジャースやデビッド・コルブなどの心理学者によって、経験学習の理論が発展しました。
コルブの経験学習モデル
デビッド・コルブは、経験学習を「具体的経験」「内省的観察」「概念化」「実験」の4つの段階からなるサイクルとして捉えました。このモデルは、学習者がそれぞれの段階を経験することで、知識を深め、技能を向上させていくプロセスを示しています。
- 具体的経験: 実際に体験すること(例:実験、ロールプレイング、現場での作業)
- 内省的観察: 経験を振り返り、感じたことや考えたことを観察すること
- 概念化: 観察結果を分析し、抽象的な概念や理論を構築すること
- 実験: 構築した概念や理論を新しい状況で試すこと
経験学習のメリット
経験学習には、以下のようなメリットがあります。
- 実践的な知識・技能の習得: 実際に体験することで、知識や技能が定着しやすくなります。
- 問題解決能力の向上: 経験を通して、様々な問題に直面し、解決策を見つける能力が向上します。
- 主体的な学習: 学習者が自ら体験し、考え、行動することで、主体的な学習を促します。
- モチベーションの向上: 興味や関心のある体験を通して学習することで、モチベーションを維持しやすくなります。
経験学習の応用例
経験学習は、様々な分野で応用されています。