素数相場(そすうそうば)
最終更新:2026/4/22
素数相場とは、株式市場において、株価が特定の素数(例えば、7, 11, 13など)の倍数になる傾向が見られるという、経験則に基づく相場観である。
ポイント
素数相場は、テクニカル分析の一種として扱われることがあるが、科学的な根拠は乏しく、偶然の一致であるという見方が一般的である。投資判断の参考とする場合は注意が必要。
素数相場の概要
素数相場とは、株式市場で株価が素数(2, 3, 5, 7, 11, 13, 17, 19, 23, 29, 31, 37, 41, 43, 47, 53, 59, 61, 67, 71, 73, 79, 83, 89, 97など)の倍数になりやすい、あるいは特定の素数に近づきやすいという経験則に基づく相場観である。この相場観は、主に日本の株式市場で言及されることが多い。
素数相場の背景
素数相場が注目されるようになった具体的な起源は定かではないが、1980年代後半のバブル経済期に、一部のトレーダーが株価の動きを観察する中で、素数の倍数に株価が収まる傾向に気づいたことがきっかけとされている。その後、インターネットの普及とともに、この相場観が広まり、個人投資家を中心に支持されるようになった。
素数相場のメカニズム
素数相場がなぜ起こるのかについては、明確なメカニズムは解明されていない。しかし、いくつかの仮説が提唱されている。
- 心理的な要因: 人間は、丸い数字を好み、素数は比較的珍しい数字であるため、心理的に記憶に残りやすい。その結果、素数の倍数になる株価が注目されやすくなる。
- プログラム取引: プログラム取引が、特定の素数の倍数になるように株価を操作しているという説もあるが、証拠は乏しい。
- 偶然の一致: 株価の動きは、様々な要因によって複雑に変動するため、素数の倍数になることは、単なる偶然の一致であるという見方が最も有力である。
素数相場の注意点
素数相場は、あくまで経験則に基づく相場観であり、科学的な根拠はない。過去のデータに当てはまるからといって、将来も必ず当てはまるとは限らない。投資判断の参考とする場合は、他のテクニカル分析やファンダメンタルズ分析と組み合わせて、総合的に判断する必要がある。また、素数相場に過度に依存すると、損失を被るリスクがあるため、注意が必要である。