準惑星(じゅんわくせい)
最終更新:2026/4/25
準惑星は、惑星の定義を満たさないものの、小惑星帯の小惑星よりも大きな天体である。
別名・同義語 矮小惑星準惑星型天体
ポイント
2006年に国際天文学連合によって定義された新しい天体分類であり、冥王星などが含まれる。惑星と小惑星の中間に位置づけられる。
概要
準惑星(じゅんわくせい、dwarf planet)は、国際天文学連合(IAU)によって2006年に定義された天体の分類である。惑星の定義を満たさないものの、小惑星帯の小惑星よりも大きな天体を指す。具体的には、以下の条件を満たす天体が準惑星に分類される。
- 太陽の周りを公転していること。
- 自身の重力によってほぼ球形になっていること。
- その軌道周辺の他の天体を掃き清めていないこと(これが惑星との決定的な違いとなる)。
歴史
2006年8月24日のIAU総会において、惑星の定義が変更され、準惑星の定義が新たに導入された。この変更により、冥王星は惑星から準惑星へと分類が変更された。この決定は、天文学界において議論を呼んだが、天体の分類に関する明確な基準を設けることで、より科学的な議論を進めることを目的としている。
既知の準惑星
2023年現在、IAUによって公認されている準惑星は以下の通りである。
- 冥王星(Pluto)
- ケレス(Ceres)
- エリス(Eris)
- マケマケ(Makemake)
- ハウメア(Haumea)
これらの準惑星は、太陽系内の様々な場所に存在し、それぞれ異なる特徴を持っている。例えば、冥王星は太陽系外縁部に位置し、大気と複数の衛星を持つ。ケレスは小惑星帯に位置し、表面に氷が存在する可能性が示唆されている。
研究の現状
準惑星の研究は、太陽系の形成過程や、惑星系の進化を理解する上で重要な役割を担っている。今後の観測や探査によって、準惑星の内部構造や組成、大気の特性などがより詳細に解明されることが期待される。