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気象衛星(きしょうえいせい)

最終更新:2026/4/25

気象衛星は、地球を周回しながら雲や大気の状態を観測し、気象情報を収集するための人工衛星である。

別名・同義語 気象観測衛星ウェザーサテライト

ポイント

静止気象衛星と極軌気象衛星があり、それぞれ異なる軌道から地球を観測することで、広範囲かつ継続的な気象データの取得を可能にしている。

概要

気象衛星は、地上からの観測だけでは得られない広範囲の気象情報を収集し、天気予報の精度向上に大きく貢献している。可視光、赤外線、マイクロ波など、様々な波長の電磁波を観測することで、雲の分布、気温、湿度、風速などを把握する。

気象衛星には、大きく分けて静止気象衛と極軌気象衛星の2種類がある。

  • 静止気象衛星: 地球の赤道上空約36,000kmの軌道に位置し、地球の自転に合わせて同じ場所を常に観測する。そのため、連続的な気象観測が可能であり、台風ハリケーンなどの発達状況をリアルタイムで把握するのに役立つ。日本のひまわりシリーズやアメリカのGOESシリーズが代表的。
  • 極軌気象衛星: 地球の極付近を南北に周回する軌道をとる。地球全体をカバーするため、偏りのない観測が可能。高解度の画像を取得できるため、雲の構造や地表面の温度などを詳細に観測するのに適している。日本のAMSR-EやアメリカのNOAAシリーズが代表的。

観測データ

気象衛星から得られるデータは、予報だけでなく、農業防災、海洋観測など、様々な分野で活用されている。例えば、農作物の生育状況の把握、森林火災の早期発見、海面水温のモニタリングなどに利用されている。

歴史

世界初の気象衛星は、1960年にアメリカが打ち上げたTIROS-1である。その後、技術の進歩により、観測精度やデータ処理能力が向上し、気象衛星は現代の気象観測システムにおいて不可欠な存在となっている。

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