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絶滅危惧種(ぜつめつきぐしゅ)

最終更新:2026/4/25

絶滅の危機に瀕している生物種を指し、保護の対象とされる。

別名・同義語 危機種絶滅の危機に瀕する種

ポイント

絶滅危惧種の指定は、種の保存を目的とした国際的な取り組みに基づき、各国の法律で保護されている。生息地の破壊や環境汚染などが主な原因である。

絶滅危惧種の定義と分類

絶滅危惧とは、野生における個体数が著しく減少しており、近い将来における絶滅の危険性が高いと評価された生物種のことです。国際自然保護連合(IUCN)が作成する「レッドリスト」は、世界中の生物種の絶滅リスクを評価する最も権威のある指標とされています。レッドリストでは、絶滅危惧種は、絶滅(EX)、野生絶滅(EW)、危絶滅(CR)、絶滅危惧(EN)、脆弱(VU)、準絶滅危惧(NT)、情報不足(DD)、評価不足(NA)の9つのカテゴリーに分類されます。

絶滅危惧種の主な原因

絶滅危惧種の増加には、様々な要因が複合的に関与しています。主な原因としては、以下のものが挙げられます。

  • 生息地の破壊: 森林伐採都市開発農業開発などによる生息地の減少は、多くの種にとって深刻な脅威となっています。
  • 環境汚染: 大気汚染水質汚染土壌汚染などの環境汚染は、生物の生息環境を悪化させ、繁殖能力を低下させます。
  • 気候変動: 地球温暖化による気候変動は、生物の生息域を変化させ、生態系に大きな影響を与えています。
  • 外来種の侵入: 外来種が持ち込まれることで、在来種との競争や捕食、病気の蔓延などが起こり、在来種の絶滅を招くことがあります。
  • 乱獲・過剰な採取: 特定の生物に対する過剰な捕獲や採取は、個体数を激減させ、絶滅の危機に瀕させることがあります。

日本における絶滅危惧種

日本においても、多くの生物種が絶滅の危機に瀕しています。環境省が作成する「レッドリスト」では、哺乳類鳥類爬虫類両生類魚類昆虫類など、様々な生物種の絶滅リスクが評価されています。特に、ニホンカワウソ、ツシマヤマネコ、アムールヒョウなどは、国内における絶滅が危惧されている代表的な種です。

絶滅危惧種保護のための取り組み

絶滅危惧種の保護には、国際的な協力と各国の取り組みが不可欠です。主な取り組みとしては、以下のものが挙げられます。

  • 生息地の保全: 国立公園や自然保護区などの指定により、重要な生息地を保護します。
  • 種の繁殖・再導入: 飼育繁殖による個体数の増加や、野生への再導入を行います。
  • 環境汚染の防止: 環境汚染の原因となる物質の排出規制や、浄化技術の開発を進めます。
  • 外来種の管理: 外来種の侵入を防ぎ、すでに侵入している外来種の駆除を行います。
  • 啓発活動: 絶滅危惧種の現状や保護の重要性を広く社会に周知します。

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