ACP(人生会議)(えーしーぴーじんせいかいぎ)
最終更新:2026/4/28
ACP(人生会議)は、将来の医療や介護に関する希望や価値観を話し合い、共有するためのプロセスである。
別名・同義語 リビングウィル終末期医療に関する事前指示
ポイント
ACPは、終末期医療における個人の意思決定を尊重し、より質の高い医療を受けるための支援を目的とする。近年、高齢化社会において重要性が高まっている。
ACP(人生会議)とは
ACP(Advance Care Planning)は、文字通り「将来の医療や介護について計画を立てる」というプロセスです。人生の終末期において、どのような医療や介護を受けたいのか、あるいは受けたくないのか、事前に自分の希望や価値観を明確にし、家族や医療チームと共有することで、個人の尊厳が守られた医療・介護を受けられるようにすることを目的としています。
ACPの背景
高齢化が進む現代社会において、終末期医療のあり方は重要な課題となっています。終末期医療においては、患者本人の意思が尊重されるべきですが、本人が意思表示できない状態になることも少なくありません。ACPは、そのような状況に備え、事前に自分の希望を明確にしておくことで、家族や医療チームが患者の意思を尊重した適切な判断を下せるようにするためのものです。
ACPの進め方
ACPは、通常、以下のステップで進められます。
- 自己理解: 自分の価値観や人生観、将来に対する希望などを深く理解します。
- 情報収集: 終末期医療に関する情報を収集し、どのような選択肢があるのかを把握します。
- 話し合い: 家族や医療チームと、自分の希望や価値観について話し合います。
- 文書化: 話し合いの結果を文書化し、ACPプランを作成します。
- 定期的な見直し: ACPプランは、状況の変化に合わせて定期的に見直すことが重要です。
ACPのメリット
ACPを行うことで、以下のようなメリットが期待できます。
- 終末期における個人の意思が尊重される
- 家族や医療チームとのコミュニケーションが円滑になる
- 不要な医療や介護を避けることができる
- 精神的な負担を軽減できる
注意点
ACPは、あくまで個人の希望を表明するプロセスであり、法的な拘束力はありません。また、ACPプランは、状況の変化に合わせて柔軟に見直す必要があります。