動機づけ面接(どうきづけめんせつ)
最終更新:2026/4/28
動機づけ面接は、変化への抵抗を軽減し、内発的な動機を高めることを目的としたコミュニケーション技法である。
別名・同義語 MIモチベーション面接
ポイント
動機づけ面接は、心理療法や医療、教育など幅広い分野で活用されており、クライアントの自己決定感を尊重する点が特徴である。
動機づけ面接とは
動機づけ面接(Motivational Interviewing: MI)は、1980年代にウィリアム・R・ミラーとスティーブン・ロールニックによって開発された、クライアント中心のコミュニケーション技法です。アルコール依存症患者への治療効果が認められ、その後、様々な分野で応用されています。
動機づけ面接の基本原則
動機づけ面接は、以下の4つの基本原則に基づいています。
- 共感的な態度: クライアントの経験や視点を理解しようと努め、共感的な態度で接します。
- 発達的対応: クライアントの準備段階に応じて、介入の仕方を調整します。変化への抵抗が強い段階では、共感的な傾聴を重視し、準備が進むにつれて、変化を促すような働きかけを行います。
- 受容: クライアントを無条件に受け入れ、評価や批判を避けます。
- 自己効力感の喚起: クライアントが変化を達成できるという自信を高めるように働きかけます。
動機づけ面接の技法
動機づけ面接では、以下の技法が用いられます。
- オープンクエスチョン: 「はい」「いいえ」で答えられる質問ではなく、クライアントが自由に語れるような質問をします。
- 肯定的な評価: クライアントの努力や強みを認め、肯定的な評価を与えます。
- 共感的な傾聴: クライアントの言葉に耳を傾け、感情や意味を理解しようと努めます。
- 要約: クライアントの発言を要約し、理解を確認します。
- 変化の語りの喚起: クライアントが変化することのメリットや、変化しないことのデメリットについて語るように促します。
動機づけ面接の応用分野
動機づけ面接は、アルコール依存症や薬物依存症の治療だけでなく、喫煙 cessation、肥満対策、糖尿病管理、HIV感染予防など、様々な分野で応用されています。また、教育現場や職場におけるコーチングなど、行動変容を促す場面でも活用されています。