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血圧(けつあつ)

/ketsuatsu/

最終更新:2026/4/11

血管内を流れる血液が血管壁に及ぼす圧力。主に動脈の圧力を指し、心臓の拍動に伴い収縮期と拡張期の間で周期的に変動する循環器系の重要な生理学的指標である。

ポイント

血圧は心拍出量と血管抵抗によって決まる循環器の指標である。健康管理においては、高血圧や低血圧の状態が血管や臓器に与える影響が重要視される。

解説

血圧とは、心臓から送り出された血液が血管(動脈)の壁を押す圧力のことである。一般的には上腕部で測定される動脈圧を指す。血圧は心臓の収縮期(最高血圧)と拡張期(最低血圧)の2つの値で示される。

1. 測定の仕組み

  • 収縮期血圧(最高血圧): 心臓が収縮して血液を送り出した時の圧力。
  • 拡張期血圧(最低血圧): 心臓が拡張し、血液が戻ってきた時の圧力。

2. 健康への影響

血圧は加齢や生活習慣、ストレスなど多くの要因で変動する。血圧が正常範囲を超えて高く維持される状態を「高血圧」と呼び、放置すると血管壁に負担がかかり、動脈硬化や心疾患、脳血管疾患のリスクを高める原因となる。

3. 測定と管理

正確な血圧を知るためには、安静時の測定が重要である。家庭用血圧計を用いた定期的な記録(家庭血圧)は、高血圧の早期発見や治療のモニタリングにおいて標準的な指標とされる。

血圧の変動要因と測定

血圧は、心臓が血液を送り出す力(心拍出量)と、血管の弾力性および末梢血管の抵抗によって決定される。安静時においても、自律神経系、内分泌系、腎臓による体液調節機構によって常に微調整されている。測定は一般的に上腕部にカフ(腕帯)を巻いて行うコロトコフ音法や、オシロメトリック法が用いられ、mmHgという単位で表記される。

病理学的意義

血圧の異常は、高血圧症と低血圧症に大別される。特に高血圧は「サイレントキラー」と呼ばれ、長期間持続すると血管壁に負荷をかけ、動脈硬化を進行させる。これが心疾患(狭心症、心筋梗塞)や脳血管障害(脳卒中)の直接的なリスク要因となる。適切な血圧管理には、食生活(減塩)、運動習慣の改善、および必要に応じた降圧薬の服用が重要であり、家庭での日常的な測定(家庭血圧)が推奨されている。

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