ウイルス(ういるす)
最終更新:2026/4/25
ウイルスは、宿主の細胞に感染し、自己複製を行う微小な感染性因子である。
別名・同義語 病原体感染因子
ポイント
ウイルスは細菌よりも小さく、生きた細胞でのみ増殖できる。病原性を持つものも存在する。
ウイルスの概要
ウイルスは、細菌や真核生物の細胞に感染し、その細胞の機構を利用して自己複製を行う微小な感染性因子です。一般的に、ウイルスはタンパク質の殻(カプシド)に核酸(DNAまたはRNA)が包まれた構造をしています。単独では代謝活性を持たず、宿主細胞に依存して増殖します。
ウイルスの構造
ウイルスの基本的な構造は、以下の要素から構成されます。
- カプシド: ウイルスの遺伝物質(核酸)を保護するタンパク質の殻。
- 核酸: ウイルスの遺伝情報を担うDNAまたはRNA。
- エンベロープ: 一部のウイルスに見られる、カプシドを包む脂質膜。宿主細胞からの由来。
ウイルスの分類
ウイルスは、核酸の種類(DNAウイルス、RNAウイルス)、カプシドの形状、エンベロープの有無などに基づいて分類されます。代表的な分類法として、ボルチウイルス、レトロウイルス、アデノウイルスなどがあります。
ウイルスの感染と増殖
ウイルスは、宿主細胞に侵入し、自身の遺伝物質を注入することで増殖を開始します。注入された遺伝物質は、宿主細胞の複製機構を利用して、ウイルスの構成要素(タンパク質や核酸)を合成します。合成された構成要素は組み立てられ、新たなウイルス粒子が生成されます。その後、生成されたウイルス粒子は宿主細胞から放出され、他の細胞に感染を広げます。
ウイルス感染症
ウイルス感染は、様々な疾患を引き起こします。風邪、インフルエンザ、麻疹、水痘、エイズ、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)などが代表的なウイルス感染症です。これらの疾患に対する治療法としては、抗ウイルス薬やワクチンなどが用いられます。