チェアスタンドテスト(ちぇあすたんどてすと)
最終更新:2026/4/28
チェアスタンドテストは、座位から立ち上がり、再び座る動作を繰り返すことで、下肢の筋力やバランス能力を評価するテストである。
別名・同義語 立位テスト椅子立ち上がりテスト
ポイント
高齢者の転倒リスクを評価する指標の一つであり、日常生活における起立動作の困難さを客観的に把握するために用いられる。
概要
チェアスタンドテストは、簡便かつ安全に実施できるため、臨床現場や研究分野で広く用いられている。特別な器具を必要とせず、椅子とストップウォッチがあれば実施可能である。
実施方法
- 被験者は、背もたれのない椅子に座る。
- 足は肩幅程度に開き、両腕は胸の前で組むか、体の横に置く。
- ストップウォッチの合図に合わせて、被験者はできるだけ速く、5回連続して立ち上がり、再び座る動作を行う。
- テスト中は、椅子や身体に触れないように注意する。
- テスト時間は、5回繰り返すまでの時間を計測する。
評価基準
テスト時間は、年齢や性別、身体機能レベルによって異なる。一般的には、以下の基準が用いられる。
- 10秒未満:高い筋力とバランス能力
- 10秒~15秒:平均的な筋力とバランス能力
- 15秒~20秒:やや低い筋力とバランス能力
- 20秒以上:低い筋力とバランス能力
臨床的意義
チェアスタンドテストの結果は、転倒リスクの予測や、リハビリテーションの効果判定に役立つ。テスト時間が長いほど、転倒リスクが高い傾向にある。また、リハビリテーションプログラムの効果を評価する指標としても用いられる。
注意点
テスト実施前に、被験者にテスト内容と注意点を十分に説明する必要がある。また、テスト中に痛みやめまいなどの症状が現れた場合は、直ちにテストを中止する。