作業療法(さぎょうりょうほう)
最終更新:2026/4/25
作業療法は、身体的、精神的、社会的な機能回復または維持を目的として、具体的な作業活動を用いる治療法である。
別名・同義語 作業訓練リハビリテーション
ポイント
作業療法は、日常生活における様々な活動を分析し、個々のニーズに合わせて活動を調整することで、自立した生活を送ることを支援する。
作業療法の概要
作業療法は、病気や怪我、高齢などによって日常生活に支障が生じた人々が、その能力を最大限に活用し、生活の質を向上させることを目指す治療法です。単なるリハビリテーションにとどまらず、その人の生活全体を捉え、社会参加を促進することを重視します。
歴史
作業療法の起源は、20世紀初頭に精神疾患患者に対する「作業活動療法」として始まりました。当初は、精神病院において患者の精神状態を安定させるための手段として用いられていましたが、その後、身体疾患や発達障害など、様々な分野へと適用範囲が広がりました。日本においては、戦後の復興期に、身体障害者の社会復帰を支援する目的で導入されました。
作業療法の種類
作業療法には、様々な種類があります。例えば、
- 日常生活動作訓練: 食事、更衣、入浴などの基本的な動作を練習します。
- 高次脳機能訓練: 注意力、記憶力、判断力などの認知機能を改善します。
- 運動療法: 筋力、関節可動域、バランスなどを改善します。
- 創作活動: 絵画、工作、音楽などの創作活動を通じて、表現力やコミュニケーション能力を高めます。
- 社会参加訓練: 就労支援、地域活動への参加などを通じて、社会復帰を支援します。
作業療士
作業療法は、専門的な知識と技術を持つ「作業療法士」によって行われます。作業療法士は、患者の状態を評価し、個々のニーズに合わせた治療計画を作成します。また、患者の目標達成を支援するために、様々な作業活動を提案し、指導します。
適用される疾患
作業療法は、以下のような疾患に対して適用されます。
- 脳卒中
- 脊髄損傷
- 整形外科疾患
- 精神疾患
- 発達障害
- 認知症
- 高齢に伴う機能低下