PVR測定(ぴーぶいあるそくてい)
最終更新:2026/4/28
PVR測定は、肺血管抵抗を評価するための検査であり、肺高血圧症の診断や重症度評価に用いられる。
別名・同義語 肺血管抵抗測定肺動脈抵抗測定
ポイント
PVRは、右心カテーテル検査によって測定され、肺動脈圧と心拍出量の比で算出される。正常値は150 dyn・sec/cm⁵以下とされる。
PVR測定とは
PVR測定(Pulmonary Vascular Resistance measurement)は、肺血管抵抗を測定する検査です。肺血管抵抗は、肺動脈から左心房への血流に対する抵抗の度合いを示し、肺高血圧症の診断や重症度評価において重要な指標となります。
PVR測定の方法
PVRは、通常、右心カテーテル検査によって測定されます。右心カテーテルを肺動脈に挿入し、肺動脈圧、心拍出量、そして肺動脈楔圧(PCWP)を測定します。これらの値を用いて、以下の式でPVRを算出します。
PVR = (平均肺動脈圧 - PCWP) / 心拍出量
PVRの正常値と異常値
正常なPVRは、安静時で150 dyn・sec/cm⁵以下とされています。PVRが200 dyn・sec/cm⁵を超える場合、肺血管抵抗が高いと判断され、肺高血圧症が疑われます。PVRの値は、肺高血圧症の種類や重症度によって異なり、治療効果の判定にも用いられます。
PVR測定の臨床的意義
PVR測定は、以下の疾患の診断や管理に役立ちます。
- 肺高血圧症(原発性肺高血圧症、二次性肺高血圧症)
- 慢性閉塞性肺疾患(COPD)
- 間質性肺炎
- 心不全
PVR測定の注意点
PVR測定は侵襲的な検査であり、カテーテル挿入に伴う合併症(出血、感染、不整脈など)のリスクがあります。検査前には、患者の状態を十分に評価し、リスクとベネフィットを考慮する必要があります。