義肢(ぎし)
最終更新:2026/4/25
義肢は、病気やけが、先天的な欠損などにより失われた身体の一部を代替する装具である。
別名・同義語 人工肢付け義
ポイント
義肢は、身体機能の回復や生活の質(QOL)の向上を目的としており、素材や機能は多岐にわたる。近年では、神経と直結する高度な義肢も開発されている。
義肢の概要
義肢は、失われた手足などの身体の一部を人工的に代替する装具です。その目的は、身体機能の回復、日常生活動作の支援、そしてQOLの向上にあります。義肢は、単なる外観の補完にとどまらず、失われた機能を可能な限り再現することを目指して設計されています。
義肢の種類
義肢は、装着部位や機能によって様々な種類に分類されます。
- 上肢義肢: 手や腕を失った場合に装着されます。手指の動きを再現する複雑なものから、シンプルな装飾的なものまで存在します。
- 下肢義肢: 足や脚を失った場合に装着されます。歩行を支援するための膝関節や足関節、足部などが組み込まれています。
- 義手: 手首から先を失った場合に装着されます。電動式や筋電式など、様々な駆動方式があります。
- 義足: 足首から先を失った場合に装着されます。スポーツ用や日常生活用など、用途に応じた種類があります。
義肢の素材
義肢の素材は、強度、軽量性、耐久性などが考慮され、様々なものが使用されています。
- 金属: チタン合金やステンレスなどが、強度を必要とする部分に使用されます。
- プラスチック: ポリプロピレンやポリエチレンなどが、軽量化を目的として使用されます。
- 炭素繊維: 軽量かつ高強度であり、スポーツ用義肢などに使用されます。
- シリコーン: 肌に触れる部分に使用され、快適性と自然な外観を提供します。
義肢の技術的進歩
近年、義肢技術は飛躍的に進歩しています。特に、神経と直結する義肢や、脳波で制御する義肢などの研究開発が進められています。これらの技術は、より自然な動きや感覚の再現を可能にし、義肢装具の新たな可能性を切り開いています。
義肢装具士
義肢の製作や調整を行う専門家を義肢装具士といいます。義肢装具士は、患者の身体状況や生活スタイルに合わせて、最適な義肢を選択し、調整を行います。また、義肢の適切な使用方法やメンテナンス方法についても指導します。