言語聴覚療法(げんごちょうかくりょうほう)
最終更新:2026/4/28
言語聴覚療法は、言語、構音、吞下などの機能障害を抱える人々に対し、その改善を目的とした専門的な医療行為である。
別名・同義語 言語療法構音療法
ポイント
言語聴覚療法士が、訓練やカウンセリングを通じて、コミュニケーション能力や安全な摂食嚥下機能の回復を支援する。
言語聴覚療法の概要
言語聴覚療法(Speech-Language-Hearing Therapy: SLHT)は、言語、構音、音声、流暢性、吞下(嚥下)機能に障害を持つ人々を対象とする医療行為です。これらの機能障害は、脳卒中、頭部外傷、神経変性疾患、発達障害、先天的な異常など、様々な原因によって引き起こされます。
対象となる障害
言語聴覚療法で扱う主な障害には、以下のようなものがあります。
- 失語症: 脳卒中などにより、言葉を理解したり、話したりする能力が損なわれる状態。
- 構音障害: 口や舌の動きが不自由になり、正しい音を発することが難しい状態。
- 音声障害: 声のかすれ、声が出にくい、声の高さや大きさがコントロールできないなど、声に関する障害。
- 吃音: 言葉が途切れたり、繰り返されたりする流暢性の障害。
- 嚥下障害: 食べ物や飲み物を飲み込むことが難しく、誤嚥(食べ物や飲み物が気管に入ってしまうこと)を引き起こす危険性がある状態。
- 発達性言語遅滞/障害: 子どもの言語発達が遅れている、または障害がある状態。
治療方法
言語聴覚療法士は、個々の患者の状態やニーズに合わせて、様々な治療方法を組み合わせて行います。具体的な治療方法としては、以下のようなものがあります。
- 言語訓練: 言葉の理解力や表現力を高めるための訓練。
- 構音訓練: 正しい音を発するための口や舌の動きを練習する訓練。
- 嚥下訓練: 安全に食べ物や飲み物を飲み込むための訓練。
- 補綴具の作成: 音声障害に対して、発声器官を補助する器具を作成。
- カウンセリング: 患者や家族への精神的なサポート。
言語聴覚療法士
言語聴覚療法は、言語聴覚療法士という国家資格を持つ専門家によって行われます。言語聴覚療法士は、医学的な知識や技術に加え、コミュニケーションに関する深い理解を持ち、患者のQOL(生活の質)向上に貢献しています。