Waterlowスケール(うぉーたーろうすけーる)
最終更新:2026/4/28
Waterlowスケールは、褥瘡(床ずれ)のリスク評価に使用されるスコアリングシステムである。
別名・同義語 ウォーターロウリスク評価スケール褥瘡リスク評価
ポイント
Waterlowスケールは、患者の身体状況や状態を数値化し、褥瘡発症リスクを客観的に評価することで、予防策の実施を促す。
Waterlowスケールの概要
Waterlowスケールは、1980年代にイギリスの看護師であるBrenda Waterlowによって開発された褥瘡リスク評価ツールです。患者の全身状態と局所状態を評価し、合計点によってリスクレベルを分類します。リスクレベルに応じて、予防策の頻度や内容を調整することが推奨されます。
評価項目
Waterlowスケールは、以下の評価項目から構成されます。
- 体格: BMI(Body Mass Index)を考慮
- 皮膚の状態: 皮膚の乾燥、損傷の有無
- 排泄: 尿失禁、便失禁の有無
- 活動: ベッドからの離床頻度、活動レベル
- 栄養: 食事摂取量、栄養状態
- 神経感覚: 意識レベル、感覚の有無
- 既往歴: 糖尿病、血管疾患などの基礎疾患
各項目は点数化され、合計点によってリスクレベルが決定されます。
リスクレベルと予防策
Waterlowスケールによるリスクレベルと推奨される予防策は以下の通りです。
Waterlowスケールの利点と限界
Waterlowスケールは、簡便で迅速にリスク評価を行えるという利点があります。しかし、評価者の主観が入りやすい点や、特定の患者層(肥満患者など)に対して正確な評価が難しいという限界も指摘されています。そのため、Waterlowスケールはあくまでリスク評価の一つのツールとして活用し、他の評価方法や患者の状態を総合的に判断することが重要です。