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嚥下障害(えんげしょうがい)

最終更新:2026/4/28

嚥下障害は、口から食道への食物や液体の移動が困難となる状態を指す。

別名・同義語 嚥下困難飲み込みにくさ

ポイント

脳卒中、神経筋疾患、加齢などが原因で起こりやすく、誤嚥性肺炎のリスクを高める。

嚥下障害とは

嚥下障害は、食べ物や飲み物を口から胃まで安全かつ効率的に運ぶことができない状態です。このプロセスは、口腔期、口腔咽頭期、食道期の3つの段階に分けられ、それぞれの段階で問題が生じると嚥下障害となります。

原因

嚥下障害の原因は多岐にわたります。神経系の疾患(脳卒中、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症など)、筋肉の疾患(重症筋無力症、筋ジストロフィーなど)、構造的な問題(口内腫瘍、食道狭窄など)、加齢に伴う筋肉の衰えなどが挙げられます。また、手術後や放射線治療後にも嚥下障害が発生することがあります。

症状

嚥下障害の症状は、原因や重症度によって異なります。主な症状としては、食べ物や飲み物が喉に詰まる、むせる、咳き込む、声が嗄れる、食事に時間がかかる、体重減少などが挙げられます。重症の場合、誤嚥性肺炎を引き起こす可能性があります。

診断

嚥下障害の診断には、問診、身体診察、嚥下能検査などが行われます。嚥下機能検査には、ビデオ透視下嚥下造影検査(VFSS)や線維内視鏡嚥下評価(FEES)などがあります。これらの検査により、嚥下障害の程度や原因を特定することができます。

治療

嚥下障害の治療は、原因や症状に応じて異なります。リハビリテーション嚥下訓練)は、嚥下機能を改善するための基本的な治療法です。食事の形態を工夫する(とろみ剤の使用、刻み食など)ことも有効です。重症の場合、経鼻胃管や胃瘻による栄養補給が必要となることがあります。

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