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振動覚テスト(しんどうかくてすと)

最終更新:2026/4/28

振動覚テストは、音叉や振動子を用いて皮膚の振動を感じる能力を評価する神経学的検査である。

別名・同義語 振動覚検査振動覚

ポイント

この検査は、末梢神経や脊髄の機能を評価する際に用いられ、振動覚の低下は神経障害を示唆する可能性がある。

振動覚テストの概要

振動覚テストは、神経系の能を評価するための基本的な神経学的検査の一つです。主に末梢神経や脊髄の障害を検出するために用いられます。患者の皮膚に音叉や振動子を当て、振動を感じるかどうか、また、その振動を感じるまでの時間や強度を評価します。

検査方法

通常、128Hzの音叉が使用されます。音叉を軽く叩き、患者の骨や皮膚(例えば、足首の内側、膝、肘、鎖骨など)に当てます。患者は、振動を感じたらすぐに伝えます。左右の感覚を比較し、左右差がないかを確認します。また、振動がどの程度持続するか、またはどの程度の強さで振動を感じるかなども評価されます。

臨床的意義

振動覚の低下は、以下の疾患や状態を示唆する可能性があります。

  • 末梢神経障害: 糖尿病性神経障害、アルコール性神経障害、ギラン・バレー症候群など。
  • 脊髄障害: 脊髄腫瘍、脊髄損傷、脊髄空洞症など。
  • 脳疾患: 脳卒中、多発性硬化症など。
  • ビタミンB12欠乏症: 神経系の機能障害を引き起こす可能性があります。

振動覚テストは、他の神経学的検査(筋力検査、反射検査、感覚検査など)と組み合わせて行うことで、より正確な診断に役立ちます。

注意

検査前に、患者に検査方法を十分に説明し、協力してもらうことが重要です。また、皮膚の状態(乾燥、傷など)によっては、正確な結果が得られない場合があります。

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