補聴器(ほちょうき)
最終更新:2026/4/25
補聴器は、聴覚障害を持つ人が音を聞き取りやすくするために耳に装着する電子機器である。
別名・同義語 聴覚補器補聴機
ポイント
補聴器は、音を増幅するだけでなく、音質を調整し、騒音を抑制する機能も備えている。近年ではデジタル化が進み、より高度な機能を持つものが開発されている。
概要
補聴器は、聴覚の損失を補い、コミュニケーションを円滑にするための医療機器です。聴覚障害の原因や程度によって、様々な種類の補聴器が利用されます。
歴史
補聴器の原型は、17世紀に作られた集音器に遡ります。初期の補聴器は、音を物理的に集めて増幅するものでしたが、20世紀に入り、真空管やトランジスタを用いた電子式補聴器が登場しました。1980年代以降は、デジタル技術の導入により、音質や機能が飛躍的に向上しました。
種類
補聴器は、大きく分けて以下の種類があります。
- 耳あな型補聴器: 耳の穴に直接収まる小型の補聴器。目立ちにくく、操作が簡単なのが特徴です。
- 耳かけ型補聴器: 耳の裏に引っ掛けるタイプの補聴器。耳あな型よりも大きく、操作しやすいのが特徴です。
- 後頭部型補聴器: 頭の後ろに装着するタイプの補聴器。重度の難聴の方に適しています。
- 骨伝導補聴器: 音を骨を通して直接内耳に伝えるタイプの補聴器。外耳道や鼓膜に異常がある場合に使用されます。
仕組み
補聴器は、マイク、アンプ、スピーカーの3つの主要な要素で構成されています。マイクが周囲の音を拾い、アンプが音を増幅し、スピーカーが音を耳に届けます。デジタル補聴器では、これらの処理に加えて、音質調整や騒音抑制などの高度な機能が搭載されています。
調整とメンテナンス
補聴器は、専門家による調整が必要です。聴力検査の結果に基づいて、個々の聴力特性に合わせた最適な設定を行います。また、定期的なメンテナンスも重要です。耳垢や湿気を取り除き、清潔に保つことで、補聴器の性能を維持することができます。