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唾液分泌評価(だえきぶんびひょうか)

最終更新:2026/4/28

唾液分泌評価は、口腔内の唾液量を測定し、その分泌機能を客観的に評価する検査である。

別名・同義語 唾液量測定唾液腺機能検査

ポイント

唾液分泌量は、口腔の健康状態や全身疾患の診断に有用な指標となる。評価方法には、採液量測定や唾液腺シンチグラフィなどがある。

唾液分泌評価の概要

唾液は、口腔内の自浄作用、食物の消化吸収、味覚の補助など、様々な生理能を担っています。唾液分泌評価は、これらの機能が正常に働いているかを判断するための検査です。唾液分泌量が低下すると、口腔乾燥症や歯、嚥下障害などのリスクが高まります。

唾液分泌評価の方法

唾液分泌評価には、主に以下の方法があります。

  • 採液量測定: 一定時間内に口腔内に貯留した唾液量を測定する方法です。刺激唾液(ガムを噛むなど)と無刺激唾液(安静時)の量をそれぞれ測定することがあります。
  • 唾液腺シンチグラフィ: 放射性物質を投与し、唾液腺の機能や形態を画化する方法です。唾液腺の炎症や腫瘍の診断に役立ちます。
  • 唾液フロー測定: 唾液の流量を測定する方法です。マイクロピペットなどを用いて、一定時間内に分泌された唾液量を測定します。
  • 唾液組成分析: 唾液中の成分(酵素、電解質、タンパク質など)を分析する方法です。全身疾患の診断や口腔内の状態評価に役立ちます。

唾液分泌評価の臨床的意義

唾液分泌評価は、以下のような臨床場面で活用されます。

  • 口腔乾燥症の診断: 唾液分泌量の低下は、口腔乾燥症の重要な指標となります。
  • 全身疾患の診断: 糖尿病、腎不全、自己免疫疾患など、全身疾患は唾液分泌に影響を与えることがあります。
  • 放射線治療後の口腔合併症の評価: 放射線治療は、唾液腺の機能を低下させることがあります。
  • 薬剤性口腔乾燥症の評価: 一部の薬剤は、唾液分泌を抑制する副作用があります。

正常値と異常値

唾液分泌量の正常値は、年齢や性別、検査方法によって異なります。一般的に、無刺激唾液の正常値は1分あたり0.5〜1.5mL程度とされています。異常値は、唾液分泌量の低下または亢進として判断されます。

注意

唾液分泌評価を行う際には、以下の点に注意が必要です。

  • 検査前に十分な水分補給を行う。
  • 検査中は、ガムや飴などを噛まない。
  • 検査結果は、他の臨床所見と合わせて総合的に判断する。

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