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緊急トリアージ(きんきゅうとりあーじ)

最終更新:2026/4/28

緊急トリアージは、多数の負傷者や患者が発生した場合に、限られた医療資源を最大限に活用するため、患者の緊急度を評価し優先順位をつける処置である。

別名・同義語 災害トリアージ負傷者トリアージ

ポイント

緊急トリアージは、災害現場や大規模事故現場で、迅速な患者選別と治療開始を目的とする。重症度の高い患者を優先的に治療することで、救命率の向上を目指す。

緊急トリアージの概要

緊急トリアージは、災害現場や大規模事故現場など、多数の負傷者や患者が発生し、医療資源が限られている状況下で、患者の緊急度を迅速かつ客観的に評価し、治療の優先順位を決定するプロセスです。目的は、限られた資源を最大限に活用し、より多くの患者の救命率を向上させることにあります。

トリアージの分類

トリアージは、一般的に以下のカテゴリーに分類されます。

  • レッド(最優先): 直ちに治療を必要とする、生命の危にある患者(例:呼吸困難、重度の出血)。
  • イエロー(優先): 比較的緊急度の高い患者。治療の遅延が生命に影響を及ぼす可能性がある(例:骨折、中程度の出血)。
  • グリーン(次善): 比較的軽傷な患者。治療の遅延は生命に影響を及ぼさない(例:軽度の擦り傷、捻挫)。
  • ブラック(除外): 治療しても救命の見込みが低い患者。医療資源を他の患者に集中させるため、積極的な治療は行われない(例:重度の外傷、瀕死の状態)。

トリアージの実施体制

緊急トリアージは、医師、看護師、救急救命士などの医療従事者によって実施されます。現場指揮者は、トリアージチームを組織し、患者の搬送、評価、治療の優先順位を決定します。トリアージの判断は、客観的な基準に基づいて行われ、個人の主観や感情に左右されるべきではありません。

トリアージの課題

緊急トリアージは、倫理的な問題や法的責任を伴う場合があります。特に、ブラックカテゴリーに分類された患者に対する治療の制限は、倫理的な葛藤を生じさせる可能性があります。また、トリアージの判断ミスは、患者の予後に深刻な影響を与える可能性があります。そのため、医療従事者は、トリアージに関する十分な知識と訓練を受ける必要があります。

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