カテーテル関連感染予防(かてーてるかんれんかんせんよぼう)
最終更新:2026/4/28
カテーテル留置に伴う感染症を回避するための、手技、管理、環境整備などの対策の総称である。
別名・同義語 カテーテル感染対策カテーテル関連血流感染症予防
ポイント
カテーテル関連感染は、院内感染の中でも頻度が高く、重篤な合併症を引き起こす可能性があるため、厳格な予防策が求められる。標準予防策とカテーテル種類に応じた追加予防策を組み合わせることが重要。
カテーテル関連感染の概要
カテーテル関連感染は、尿道カテーテル、中心静脈カテーテル、動脈カテーテルなどのカテーテル留置中に発生する感染症である。カテーテルは異物を体内に挿入するため、細菌が侵入しやすく、感染のリスクを高める。感染が成立すると、敗血症、尿路感染症、肺炎などの重篤な合併症を引き起こす可能性がある。
予防対策の原則
カテーテル関連感染予防の基本は、以下の原則に基づいている。
- 標準予防策: 全ての患者に対して行う基本的な感染対策。手衛生、個人防護具の着用、環境整備などを含む。
- カテーテル種類に応じた追加予防策: カテーテルの種類や留置期間に応じて、追加の感染対策を行う。例えば、中心静脈カテーテルの場合、カテーテル挿入部位の消毒、ドレッシングの適切な管理、カテーテル回路の定期的な交換などが挙げられる。
具体的な予防対策
- カテーテル留置の適応の厳守: カテーテル留置は、本当に必要な場合にのみ行う。留置期間は可能な限り短くする。
- 適切なカテーテル選択: 患者の状態や目的に応じて、適切なカテーテルを選択する。
- 無菌操作の徹底: カテーテル挿入時や管理時には、無菌操作を徹底する。
- カテーテル挿入部位の消毒: カテーテル挿入部位は、適切な消毒剤で十分に消毒する。
- カテーテル回路の管理: カテーテル回路は、定期的に交換し、適切な管理を行う。
- 手衛生の徹底: カテーテルを取り扱う前、後には必ず手衛生を行う。
- 患者教育: 患者や家族に対して、カテーテル関連感染予防の重要性について説明し、協力を得る。