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簡易栄養状態評価(MNA)(かんいようえいじょうひょうか)

最終更新:2026/4/28

簡易栄養状態評価(MNA)は、高齢者の栄養状態を迅速かつ容易に評価するためのスクリーニングツールである。

別名・同義語 MNA栄養状態評価

ポイント

MNAは、食事摂取量、体重変化、身体活動、心理社会的な要因など、多角的な視点から栄養リスクを評価する。評価結果に基づき、栄養介入の必要性を判断する。

概要

簡易栄養状態評価(Mini Nutritional Assessment: MNA)は、1996年にイタリアのピエトロ・サルヴァドール博士によって開発された、高齢者の栄養状態を評価するためのツールです。高齢者の栄養不良は、身体能の低下、免疫力の低下、入院期間の延長、死亡リスクの増加など、様々な悪影響を及ぼすことが知られています。MNAは、これらのリスクを早期に発見し、適切な栄養介入を行うことを目的としています。

評価項目

MNAは、以下の6つの領域から構成されています。

  1. 全身状態: 体重変化、食欲の変化、消化器系の症状などを評価します。
  2. 食事: 食事摂取量、食事の類、栄養補助食品の使用状況などを評価します。
  3. 身体活動: 身体活動レベル、運動習慣などを評価します。
  4. 心理社会的な要因: 食事をしむかどうか、孤独感の有無などを評価します。
  5. 神経心理的な要因: 認知機能、抑うつ症状などを評価します。
  6. 生体指標: BMI、ふくらはぎ周囲径、手の握力などを測定します。

評価方法

各項目に対して点数を付与し、合計点数によって栄養状態を評価します。合計点数が低いほど、栄養リスクが高いと判断されます。

  • 17点以上: 正常栄養状態
  • 12.5〜16.5点: 栄養リスクあり
  • 12.5点未満: 栄養不良

活用場面

MNAは、病院、介護施設在宅医療など、様々な場面で活用されています。特に、入院患者や介護施設入所者の栄養状態のスクリーニング、栄養ケア計画の作成、栄養介入の効果測定などに役立ちます。

注意

MNAはスクリーニングツールであり、詳細な栄養評価を行うものではありません。栄養リスクが疑われる場合は、医師や管理栄養士による専門的な評価を受ける必要があります。

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