MUST(栄養リスク評価)(ますつ えいようりすくひょうか)
最終更新:2026/4/28
MUSTは、Malnutrition Universal Screening Toolの略称であり、患者の栄養リスクを迅速に評価するためのスクリーニングツールである。
別名・同義語 栄養スクリーニング栄養リスク判定
ポイント
MUSTは、体重減少、食欲不振、病気の重症度などの指標を用いて栄養リスクを評価し、栄養サポートの必要性を判断するのに役立つ。
MUST(栄養リスク評価)とは
MUST(Malnutrition Universal Screening Tool)は、英国で開発された、患者の栄養状態をスクリーニングするための簡便なツールです。入院患者や外来患者の栄養リスクを迅速に評価し、適切な栄養介入の必要性を判断するために用いられます。
評価項目
MUSTは、以下の3つの主要な評価項目に基づいています。
- 体重減少: 過去3〜6ヶ月間の体重減少の程度を評価します。意図しない体重減少は、栄養不良の重要な指標となります。
- 食欲不振: 食欲の低下や食事摂取量の減少を評価します。食欲不振は、栄養摂取不足につながる可能性があります。
- 病気の重症度: 患者の病状の重症度を評価します。重症な病気は、栄養状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
これらの評価項目に基づいて、患者に点数を割り当て、合計点数に応じて栄養リスクのレベルを判定します。
栄養リスクのレベル
- 低リスク (0点): 栄養サポートは通常必要ありません。
- 中リスク (1-2点): 栄養士による評価を検討します。
- 高リスク (3点以上): 栄養士による詳細な評価と栄養サポートが必要です。
MUSTの利点
- 簡便性: 評価が容易で、短時間で実施できます。
- 客観性: 評価項目が明確であり、主観的な判断を排除できます。
- 早期発見: 栄養リスクを早期に発見し、適切な介入を行うことができます。
注意点
MUSTはスクリーニングツールであり、栄養状態を完全に評価するものではありません。栄養リスクが高いと判定された場合は、栄養士による詳細な評価が必要です。