薬局連携(やくしょくれんけい)
最終更新:2026/4/28
薬局連携とは、医療機関と薬局が情報を共有し、患者の薬物治療を最適化するための協力体制のこと。
別名・同義語 医薬連携連携医療
ポイント
薬局連携は、患者の服薬アドヒアランス向上や、重複投与・相互作用の防止に貢献する。近年、電子処方箋の普及により、その重要性が増している。
薬局連携の概要
薬局連携は、医師、薬剤師、看護師などの医療従事者が、患者中心の医療を提供するために不可欠な取り組みです。従来の医療においては、医療機関と薬局が独立して機能することが多く、情報共有が十分でないことが課題でした。薬局連携は、この課題を解決し、より安全で効果的な薬物治療を実現することを目的としています。
薬局連携の種類
薬局連携には、様々な形態があります。
- 処方箋情報の共有: 医療機関から薬局へ処方箋情報(患者情報、処方内容、アレルギー情報など)を電子的に送信する。
- 服薬情報の共有: 薬局から医療機関へ服薬情報(服薬状況、副作用情報など)を共有する。
- 共同カンファレンス: 医療機関と薬局の薬剤師が共同でカンファレンスを開催し、患者の治療計画について検討する。
- 病棟薬剤師: 薬剤師が医療機関の病棟に常駐し、医師や看護師と連携して患者の薬物治療をサポートする。
薬局連携のメリット
薬局連携には、患者、医療機関、薬局それぞれにメリットがあります。
- 患者: 服薬アドヒアランスの向上、副作用の早期発見・対応、重複投与・相互作用の防止。
- 医療機関: 薬物治療の質の向上、医療安全の確保、医療訴訟リスクの軽減。
- 薬局: 患者との信頼関係の構築、専門性の向上、地域医療への貢献。
電子処方箋と薬局連携
2024年4月より、原則として電子処方箋による処方箋の発行が義務化されました。これにより、処方箋情報の電子的な共有が促進され、薬局連携がより容易になりました。電子処方箋は、患者の利便性向上だけでなく、医療機関と薬局の連携強化にも大きく貢献することが期待されています。