ポリファーマシー(ぽりふぁーますぃー)
最終更新:2026/4/28
ポリファーマシーは、患者が同時に複数の薬物(通常は5種類以上)を服用している状態を指す。
別名・同義語 多剤併用多剤投与
ポイント
高齢者において特に問題となりやすく、薬物相互作用や副作用のリスクを高める可能性がある。適切な薬物療法管理が重要である。
ポリファーマシーの定義と背景
ポリファーマシーは、一般的に患者が5種類以上の薬物を継続的に服用している状態と定義されます。しかし、その具体的な数は患者の年齢、疾患、併存症などによって異なり、一概に定めることはできません。高齢者においては、複数の慢性疾患を抱えていることが多く、それぞれの疾患に対して複数の薬物が処方されるため、ポリファーマシーになりやすい傾向があります。
ポリファーマシーのリスク
ポリファーマシーは、以下のような様々なリスクを伴います。
- 薬物相互作用: 複数の薬物を服用することで、薬物同士が相互に影響し合い、効果が減弱したり、副作用が増強されたりする可能性があります。
- 副作用: 薬物の副作用は、年齢や体質、併存疾患などによって個人差があります。複数の薬物を服用することで、副作用のリスクが増加します。
- アドヒアランスの低下: 薬物の種類が増えるほど、服用忘れや誤った服用方法が増える可能性があり、治療効果が低下する可能性があります。
- 転倒・骨折のリスク増加: 特定の薬物(例えば、降圧剤、利尿剤、抗うつ薬など)は、起立性低血圧を引き起こし、転倒や骨折のリスクを高める可能性があります。
- 認知機能の低下: 一部の薬物は、認知機能に悪影響を及ぼす可能性があります。ポリファーマシーは、認知機能の低下を加速させる可能性があります。
ポリファーマシーへの対策
ポリファーマシーを改善するためには、以下のような対策が有効です。