調和平均(ちょうわへいきん)
最終更新:2026/4/22
調和平均は、逆数の算術平均の逆数として求められる平均値である。
別名・同義語 平均調和数逆数の平均
ポイント
特に、速度や割合の平均を求める場合に有効である。算術平均や幾何平均とは異なる特性を持つ。
調和平均とは
調和平均は、データの逆数の算術平均の逆数として計算される平均値です。算術平均、幾何平均と並んで、平均の代表的な種類の一つであり、データの性質に応じて適切な平均を選択することが重要です。
計算方法
調和平均Hは、n個のデータx₁, x₂, …, xₙを用いて、以下の式で表されます。
H = n / (1/x₁ + 1/x₂ + … + 1/xₙ)
算術平均、幾何平均との比較
- 算術平均: 単純に数値を足し合わせて、データの個数で割る。
- 幾何平均: 数値を掛け合わせて、データの個数の平方根を取る。
- 調和平均: 逆数の算術平均の逆数。
これらの平均は、データの分布や性質によって適切なものが異なります。例えば、速度の平均を求める場合、調和平均が適切です。
調和平均が適しているケース
調和平均は、特に以下のケースで有効です。
- 速度の平均: 同じ距離を異なる速度で移動した場合の平均速度を求める。
- 割合の平均: 異なる割合で発生する事象の平均割合を求める。
- 抵抗の平均: 並列に接続された抵抗の合成抵抗を求める。
これらのケースでは、算術平均を用いると誤った結果になる可能性があります。
具体例
例えば、ある人がA地点からB地点まで時速60kmで行き、時速40kmで戻ってきたとします。この時の平均速度は、算術平均では(60 + 40) / 2 = 50km/hとなりますが、これは誤りです。正しい平均速度は、調和平均を用いて計算すると、2 / (1/60 + 1/40) = 48km/hとなります。
注意点
調和平均は、データの中に0が含まれている場合、計算できません。また、すべてのデータが正の値である必要があります。