ARIMAモデル(ありまもでる)
最終更新:2026/4/27
ARIMAモデルは、時系列データの自己相関を利用して将来の値を予測する統計モデルである。
別名・同義語 自己回帰和分移動平均モデルBox-Jenkinsモデル
ポイント
ARIMAモデルは、自己回帰(AR)、積分(I)、移動平均(MA)の3つの要素を組み合わせることで、様々な時系列データの予測に利用される。
ARIMAモデルとは
ARIMAモデル(Autoregressive Integrated Moving Average model)は、時系列分析において広く用いられる予測モデルです。過去の観測値の自己相関性を利用して、将来の値を予測します。ARIMAモデルは、自己回帰(AR)、積分(I)、移動平均(MA)の3つの要素を組み合わせたもので、それぞれの要素が時系列データの異なる特性を捉える役割を担っています。
ARIMAモデルの構成要素
- 自己回帰(AR):過去の値が現在の値に与える影響をモデル化します。AR(p)モデルは、過去p個の値を用いて現在の値を予測します。
- 積分(I):時系列データが非定常性を持つ場合、差分を取ることで定常性を持たせます。I(d)モデルは、d次の差分を取ることで定常性を持たせます。
- 移動平均(MA):過去の誤差が現在の値に与える影響をモデル化します。MA(q)モデルは、過去q個の誤差を用いて現在の値を予測します。
ARIMAモデルは、これらの要素を組み合わせてARIMA(p, d, q)と表現されます。p, d, qはそれぞれAR, I, MAの次数を表します。
ARIMAモデルの適用例
ARIMAモデルは、経済データ(株価、GDPなど)、気象データ(気温、降水量など)、販売データなど、様々な時系列データの予測に利用できます。例えば、過去の売上データを用いて将来の売上を予測したり、過去の株価データを用いて将来の株価を予測したりすることができます。
ARIMAモデルの注意点
ARIMAモデルは、時系列データが定常性を持つことを前提としています。非定常なデータに対しては、差分を取るなどの処理が必要になります。また、ARIMAモデルの次数(p, d, q)の決定は、データの特性を考慮して慎重に行う必要があります。