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熱力学サイクル(ねつりきがくさいくる)

最終更新:2026/4/25

熱力学サイクルは、熱源と低温源の間で熱をやり取りし、連続的に動作する熱機関の過程を指す。

別名・同義語 熱機関サイクル熱力学的過程

ポイント

熱力学サイクルは、エネルギー変換の効率を評価する上で重要な概念であり、実際の熱機関の設計に応用される。

熱力学サイクルの概要

熱力学サイクルは、力学的な状態変化を繰り返す一連の過程であり、通常は以下の4つの過程から構成される。

  1. 等温過程: 一定の温度で熱の授受が行われる過程。
  2. 断熱過程: 熱の出入りがない過程。
  3. 等圧過程: 一定の圧力で体積が変化する過程。
  4. 等積過程: 一定の体積で熱の授受が行われる過程。

これらの過程を組み合わせることで、様々な熱力学サイクルが構成される。

主要な熱力学サイクル

  • カルノーサイクル: 理論上最も効率の高い熱力学サイクルであり、2つの可逆的な等温過程と2つの可逆的な断熱過程から構成される。効率は、熱源と低温源の温度差のみに依存する。
  • オットーサイクル: ガソリンエンジンの理論的なサイクルであり、2つの断熱過程と2つの等積過程から構成される。
  • ディーゼルサイクル: ディーゼルエンジンの理論的なサイクルであり、2つの断熱過程、1つの等圧過程、1つの等積過程から構成される。
  • ライトンサイクル: ガスタービンエンジンの理論的なサイクルであり、2つの等圧過程と2つの断熱過程から構成される。
  • ランクサイクル: スチームエンジンの理論的なサイクルであり、2つの等圧過程と2つの等エンタルピー過程から構成される。

熱力学サイクルの効率

熱力学サイクルの効率は、入力された熱エネルギーのうち、有効な仕事に変換された割合を示す。カルノーサイクルの効率は、熱源の温度と低温源の温度によって決まり、他のサイクルはその効率を上回ることはできない。

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