赤外線(せきがいせん)
最終更新:2026/4/25
赤外線は、可視光線の波長よりも長く、マイクロ波よりも短い電磁波の一種である。
別名・同義語 IR熱線
ポイント
赤外線は、熱として感じられることが多く、リモコンや暗視カメラなど、様々な技術に応用されている。
概要
赤外線は、電磁波スペクトルにおいて、可視光線の赤色よりも波長が長い領域に位置する電磁波である。波長は約700nmから1mmの範囲に及ぶ。可視光線と同様に、直進性を持つ。
歴史
赤外線の存在は、1800年にウィリアム・ハーシェルによって発見された。ハーシェルは、プリズムを用いて太陽光を分光し、それぞれの色の温度を測定したところ、赤色の外側に最も高い温度を示す領域があることを発見した。これが赤外線の発見である。
特徴
赤外線は、物質を透過する能力を持つ。特に、水や大気中を透過しやすい性質を持つため、遠隔探査や通信に利用される。また、赤外線は、物質の温度変化に敏感であり、熱源からの放射を検出することができる。この性質を利用して、サーモグラフィーなどの技術が開発されている。
分類
赤外線は、波長によって以下の3つの領域に分類される。
- 近赤外線 (NIR): 波長700nm〜1400nm。可視光線に近い波長域であり、光ファイバー通信などに利用される。
- 中赤外線 (MIR): 波長3μm〜8μm。分子の振動を励起するため、物質の同定や分析に利用される。
- 遠赤外線 (FIR): 波長8μm〜1000μm。熱放射の領域であり、サーモグラフィーや暖房などに利用される。
用途
赤外線は、様々な分野で利用されている。