ハドロン(はどろん)
最終更新:2026/4/25
ハドロンは、強い相互作用をする複合粒子であり、クォークやグルーオンから構成される。
別名・同義語 複合粒子重粒子
ポイント
ハドロンはバリオンとメソンに分類され、陽子や中性子もハドロンの一種である。素粒子物理学における重要な概念。
ハドロンとは
ハドロンは、強い相互作用(核力)を媒介するグルーオンを含む、クォークが結合した複合粒子です。強い相互作用をするため、他のハドロンや原子核と相互作用します。ハドロンは、素粒子物理学の標準模型において、基本的な構成要素ではありません。クォークとグルーオンが強く結合することで形成されます。
ハドロンの種類
ハドロンは、構成するクォークの数によって、大きくバリオンとメソンに分類されます。
- バリオン: 3個のクォークから構成されます。陽子や中性子などがバリオンに該当します。バリオン数は保存されるため、バリオンの生成と消滅は常にペアで行われます。
- メソン: 1個のクォークと1個の反クォークから構成されます。パイ中間子やロー中間子などがメソンに該当します。
ハドロンの性質
ハドロンは、質量を持ち、電荷を持つものもあれば、電荷を持たないものもあります。また、スピンと呼ばれる角運動量も持ちます。ハドロンは非常に短い寿命を持つものが多く、他の粒子に崩壊します。
ハドロンの研究
ハドロンの研究は、素粒子物理学の重要な分野の一つです。ハドロンの性質を理解することで、強い相互作用のメカニズムや宇宙の初期状態に関する理解が深まります。大型ハドロン衝突型加速器(LHC)などの実験装置を用いて、ハドロンの生成や崩壊を詳細に調べることが行われています。