クォーク(くぉーく)
最終更新:2026/4/25
クォークは、陽子や中性子などのハドロンを構成する、素粒子の一種である。
ポイント
クォークは単独で存在せず、他のクォークと結合してハドロンを形成する。6種類が存在し、それぞれ異なる性質を持つ。
クォークとは
クォークは、物質を構成する基本的な粒子の一つであり、素粒子として分類される。1964年にマレー・ゲルマンとジョージ・ツヴァイグによって提唱された。クォークは、強い相互作用と呼ばれる力によって結合し、ハドロンと呼ばれる複合粒子を形成する。
クォークの種類
現在、6種類のクォークが知られている。これらは、アップクォーク(u)、ダウンクォーク(d)、チャームクォーク(c)、ストレンジクォーク(s)、トップクォーク(t)、ボトムクォーク(b)である。アップクォークとダウンクォークは、陽子や中性子といった、通常の物質を構成するクォークである。他のクォークは、高エネルギー反応でのみ生成される。
クォークの性質
クォークは、電荷、質量、スピンといった性質を持つ。電荷は、+2/3または-1/3のいずれかである。質量は、クォークの種類によって大きく異なる。スピンは、1/2である。また、クォークは、カラーチャージと呼ばれる、強い相互作用に関わる性質も持つ。
カラー閉じ込め
クォークは、単独で観測されることはない。これは、カラー閉じ込めと呼ばれる現象によるものである。カラー閉じ込めとは、クォークのカラーチャージが、常に中性になるように結合するという現象である。そのため、クォークは、他のクォークと結合して、カラー中性なハドロンを形成する。
クォークの発見
クォークの存在は、深非弾性散乱実験によって間接的に示唆された。1970年代には、電子と陽子の衝突実験によって、クォークの存在が確認された。クォークの研究は、素粒子物理学の重要な分野であり、物質の根源的な構造の解明に貢献している。