彗星(すいせい)
最終更新:2026/4/25
彗星は、太陽の周りを公転する、氷や塵でできた天体であり、太陽に近づくと尾を引く。
ポイント
彗星は「汚れた雪玉」とも呼ばれ、太陽からの熱によって蒸発した物質が尾となって見える。
概要
彗星は、太陽系外縁部で形成されたと考えられている、氷、塵、岩石などが混ざり合った天体です。太陽からの距離が遠いため、普段は凍結した状態を保っていますが、太陽に近づくと、表面の物質が蒸発し、ガスや塵が放出されます。この放出された物質が、太陽光の圧力や太陽風によって押し広げられ、尾を形成します。
構造
彗星の主な構成要素は、核、コマ、尾の3つです。核は、彗星の本体であり、氷や塵、岩石などが混ざり合ってできています。コマは、核の周りにできるガスや塵の雲であり、太陽光を反射して光ります。尾は、コマから放出されたガスや塵が、太陽光の圧力や太陽風によって押し広げられてできるもので、通常、太陽と反対方向に伸びます。
分類
彗星は、公転周期によって、長周期彗星、短周期彗星、ハレー型彗星の3つに分類されます。長周期彗星は、数百年から数百万年という長い周期で太陽の周りを公転します。短周期彗星は、200年以下の短い周期で太陽の周りを公転します。ハレー型彗星は、約76年周期で太陽の周りを公転する、最も有名な彗星の一つです。
歴史
彗星の観測は、古代から行われてきました。古代の人々は、彗星を不吉な兆候と見なすこともありましたが、科学的な観測が進むにつれて、彗星の正体が明らかになってきました。17世紀には、ヨハネス・ケプラーが、彗星が太陽の周りを楕円軌道で公転するという法則を発見しました。20世紀に入ると、彗星探査機が打ち上げられ、彗星の内部構造や組成について、より詳細な情報が得られるようになりました。