地図投影法(ちずとうえいほう)
最終更新:2026/4/25
地図投影法は、地球の球面を平面に展開する際に用いられる数学的な手法である。
別名・同義語 地図法投影法
ポイント
地図投影法は、投影方法によって歪みが異なり、用途に応じて適切なものが選択される。等面積投影、等角投影、等距離投影などが存在する。
地図投影法の概要
地球はほぼ球体であるため、その表面を平面の地図に表現する際には、必ず歪みが生じます。地図投影法は、この歪みを最小限に抑えつつ、地球の表面を平面に展開するための様々な手法です。
主要な地図投影法
- メルカトル図法: 航海図として古くから用いられてきた投影法。角度を正確に保つため、形状は正確ですが、面積が大きく歪みます。特に高緯度地域での面積の歪みが顕著です。
- 等面積図法: 地積(面積)を正確に保つ投影法。形状は歪みますが、面積の比較に適しています。アルベルス等面積図法などが代表的です。
- 等角図法: 角度を正確に保つ投影法。形状は歪みますが、方位や角度の正確性が重要な場合に用いられます。メルカトル図法も等角図法の一種です。
- 等距離図法: ある特定の経線または緯線上の距離を正確に保つ投影法。距離の正確性が重要な場合に用いられます。
- ガウス=クリュゲル図法: 日本で標準的に用いられる投影法。日本付近の形状や面積の歪みが比較的少ないため、国土調査などに利用されます。
地図投影法の選択
地図投影法の選択は、地図の用途によって異なります。例えば、世界地図を作成する場合は、面積や形状の歪みを考慮して適切な投影法を選択する必要があります。特定の地域を詳細に表現する場合は、その地域における歪みが少ない投影法を選択することが重要です。
歴史
地図投影法の研究は、古代ギリシャ時代にまで遡ります。エラトステネスやプトレマイオスなどが、初期の地図投影法を考案しました。その後、ルネサンス期以降、様々な地図投影法が開発され、現代に至っています。