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カーボンアカウンティング(かーぼんあかうんてぃんぐ)

最終更新:2026/4/25

カーボンアカウンティングは、組織または製品のライフサイクル全体における温室効果ガス排出量を算出し、報告するプロセスである。

別名・同義語 温室効果ガス会計GHG会計

ポイント

地球温暖化対策の推進において、排出量の可視化と削減目標の設定・進捗管理に不可欠な手法である。サプライチェーン全体での排出量把握も重要となる。

カーボンアカウンティングとは

カーボンアカウンティングは、企業や組織が排出する温室効果ガス(GHG)の量を貨幣価値に換算し、会計処理を行うことで、環境負荷を定量的に把握・管理する手法です。地球温暖化対策の推進、企業の環境責任の遂行、投資家からのESG投資の獲得など、様々な目的で活用されています。

排出量の算定範囲

カーボンアカウンティングにおける排出量は、主に以下の3つのスコープに分類されます。

  • スコープ1: 組織が直接所有または管理する設備から排出されるGHG(例:自社工場での燃料燃焼)。
  • スコープ2: 組織が使用する電力、、蒸気などのエネルギーの生産過程で排出されるGHG(例:電力会社からの電力購入)。
  • スコープ3: 組織の事業活動に関連するサプライチェーン全体で排出されるGHG(例:原材料調達、製品の輸送、廃棄)。

特にスコープ3は排出量の大部分を占めることが多く、サプライチェーン全体での連携が重要となります。

算定基準と報告フレームワーク

カーボンアカウンティングの算定基準としては、GHGプロトコルが広く利用されています。また、報告フレームワークとしては、TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)やCDP(カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト)などが存在し、企業はこれらのフレームワークに沿って情報を開示することが求められています。

カーボンオフセットとの関係

カーボンアカウンティングで算出した排出量に対して、植林再生可能エネルギーの利用などを通じて排出量を相殺する取り組みがカーボンオフセットです。カーボンオフセットは、排出量の削減努力と並行して、残存する排出量を補完する手段として活用されます。

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