雪氷圏(せっきょうけん)
最終更新:2026/4/25
雪氷圏は、年間を通して気温が氷点下となる地域に発達する、雪と氷に覆われた地帯のことである。
別名・同義語 氷雪圏寒冷圏
ポイント
地球上の約20%を占め、気候変動の影響を受けやすい。淡水の重要な供給源でもある。
雪氷圏の概要
雪氷圏は、主に高緯度地域や高山地域に分布し、氷河、万年雪、永久凍土などを含む。地球全体の淡水資源の約80%を雪氷圏が保持していると言われている。
雪氷圏の構成要素
雪氷圏を構成する主な要素は以下の通りである。
- 氷河: 長年にわたり堆積した雪が圧縮され、氷となって流動する。
- 万年雪: 融解することなく、年間を通して雪が残存する。
- 永久凍土: 2年以上連続して0℃以下の温度を保つ土壌。
- 海氷: 海水が凍結してできた氷。
- 雪: 大気中の水蒸気が凝結してできた結晶。
雪氷圏の役割
雪氷圏は、地球の気候システムにおいて重要な役割を果たしている。太陽光の反射率が高く、地球の温度上昇を抑制する効果がある。また、融解水は河川や地下水を供給し、生態系や人間の生活を支えている。
雪氷圏と気候変動
地球温暖化の影響により、雪氷圏は急速に縮小している。氷河の融解、永久凍土の融解、海氷の減少などが観測されており、海面上昇や生態系の変化、水資源の枯渇などの問題を引き起こす可能性がある。
雪氷圏の研究
雪氷圏の研究は、気候変動の予測や水資源の管理、生態系の保全などに不可欠である。近年、衛星観測や数値シミュレーションなどの技術を活用した研究が進められている。